interviewer:「どうしてこれまでずっと研修をされてきたのですか?」
こどもたちが本当に幸せになるには、
おとなたちが本当に成長するしかない。
そう思うし、それが真実だからです。
僕は、誰もがみんな主役だと思っています。いつからかそう思うようになっていました。一人ひとりみんな大切な人で、ただ生まれた時から人は平等ではないし、でも公平ではあって、人間には資質もあれば、その上で自分がする判断や行動によって自分の人生は皆変わったり創られているのが現実です。
子どもたちを見ていると、可愛すぎて、本当にすべての子どもが幸せになって欲しいという気持ちが溢れます。そして、大人も皆子どもだったはずです。でも可愛いから可愛がるだけで幸せになるわけではないし、大人になっていくにつれて苦しいことや悲しいことも人間にはあって、強くならないともいけないし、大人の育成の中で、そのことを理解してきたので、どうしたら良いのか、皆強くなったり、人に優しくなれるのか、そしてそこからその人が幸せになれるのか、それを考えまくって、それが僕の「研修」というかたちになっています。
これだけ人と会って理解をしてくると、人と会えばその人がこれまで成長をしてきたところも今成長しているところも、これから成長をしていくところもよく解ります。本人がそれに気付いていないことも含めて。でも、みなまで言えるわけではないので、自分で気付くことも大切ですから、だから研修という場で、その人の成長の力になって幸せになって欲しくて、研修を創っておこなってきました。
人は、今の自分にわかることしかわかりません。でも、だからこそ、成長をすることからわかることがあります。時には導いて、時には任せて、信じて、見守って、すぐには解らないことも、もしかしたらずっと気付かないことであっても、何かがあったときの引き出しとしてや、気付かなくても回避できる未来を創れるなら、僕はその力に研修という場でなりたいと思って、研修というものをしています。